TOP > オルゴールの歴史

オルゴールの原型は、今から100年以上も前に作られた大型の自動演奏装置にはじまるそうです。

13,14世紀のヨーロッパでは機械式の時計がまだなく、人々は教会の鐘の音で時間を把握していました。その後、釣鐘式の機械時計が作られるようになって、ヨーロッパ各地で様々な公共の時計がつくられました。

こうして、各地でたくさんの時計塔がつくられ、時刻になると「ジャック」と呼ばれる人形が自動で鐘をたたくような仕組みが開発され、その機構はどんどん複雑になっていき、やがて4つ一組になった鐘(カリヨン)をたたくようになりました。

カリヨン(carillon)

そのうち、単に時刻に鐘を打つだけでなく、時刻になるとメロディーが流れるような工夫がなされるようになっていきました。具体的には、鐘の数を音階分用意して、鐘を打つハンマーを、表面に突起物がついたシリンダーで操作することで、音楽のように鐘を鳴らすことが実現しました。ちょうど、今のシリンダーオルゴールのような感じです。

当時の時計は、やがて小型化されて持ち運べるようになっていきます。それと同時にゼンマイを内部に持ち、また、時間になると鐘を打つハンマーも内蔵されるようになりました。この小型の時間をメロディーで知らせる時計が、改良されシリンダーオルゴールへと発展していきました。このように、原型は時間を知らせる小型の時計だった、というのが定説になっています。

シリンダーオルゴールの歴史

蓄音機やラジオが一般化する中、世界のオルゴールメーカーのほとんどは廃業、転業して行きました。

現在でも製造を続けているメーカーで、スイスのリュージュ社があります。 リュージュ社は、1865年にスイスで創業した、ハンドメイドのオルゴールメーカーとして有名です。日本にもリュージュファンの 方々が多いようです。

太平洋戦争が終わると、日本のメーカー、三協精機製作所がオルゴールの製造をはじめ、現在では世界のシェアの8割を占めるまでになりました。現在は、「日本電産サンキョー株式会社」となっております。