ガバナー
オルゴールのムーブメントを見ていると、すごい速さで回転している部分があります。これがガバナーと呼ばれる機構です。
ガバナーは、ゼンマイのトルクを制御し、シリンダーの回転する速さを一定に保つためのものです。エアブレーキと呼ばれる、羽のような板を用いて空気抵抗を利用して速度を一定に保ちます。羽を伸ばした状態と縮めた状態をうまく利用して速度を調節します。
ガバナのエアブレーキを止めることによって、シリンダーを止めることができます。シリンダーそのもののトルクはとても大く、止めるには大きな力が必要ですが、ガバナのトルクはその3000分の1以下なので、小さな力でシリンダーを止めることが可能です。
ガバナには、空気抵抗を利用する方法と、摩擦を利用する方法があります。摩擦を利用するガバナは、小さいオルゴールに利用されることが多いようですが、物理的な摩擦を生じるため、ノイズが入ってしまうという欠点もあるようです。